企業方針

誰のために何をするのか 誰かの為に何ができるのか

日本、そして地域を再生するためには

新しいことを求めるだけではなく、日本の文化や風習、技術を継承・伝達していくためにも
日本の伝統や技術を見直し、日本特有の市場の創造を行い、地域の特性を考えた市場の活性化のために、
大都市圏だけに留まらず経済の落ち込みが激しい地方市場の再生という役割を担わなければなりません。

問題の本質を経済効果だけではなく、ひとりひとりが何をすべきで、何を変革させていかなければならないかを考える必要があると考えます。

これらを理解し、地域と人を融合させ、その地域にできることを提供するために、
わたし達は再生可能エネルギー開発を通して地域社会の発展と、未来に向けてより良い日本を創っていかなければならないと考えています。

何よりもわたし達は「誰のために何をするのか」をまず考え、そして「誰かの為に何ができるか」を実行していこうと考えています。


全てはひとつのために ひとつは全てのために All for One One for All

人類は、科学的な目線で太陽や風を利用していましたが、その一方では太陽や風を大切なものとして崇めてきました。
生活の基準である日付、時刻、方角などの生活の基礎となるものに太陽を据えてきましたし、季節や生活の節目の時期などを捉えるために風を感じてきました。

人類は古くから文明を発展させてくる過程で、自然環境を資本として利用し、天然資源を原材料にして工業製品を作ったり、 燃料を使ったりすることで、原始的な狩猟採集生活に比較してはるかに高い生産力と利便性を実現してきました。

しかし、自然環境を利用することで、否応無しに自然環境に負担をかけることになります。

原材料やエネルギーの使用量は文明の発展とともに増え、 21 世紀を迎えた現在の先進国のエネルギー使用量は、狩猟採集生活のころに比べて推定で50 倍以上になりました。

更には、先進国のみならず、発展途上国のエネルギー使用量も格段に増加しており、 自然環境の負担だけではなく、 光化学スモッグなどの環境衛生の影響も問題視されています。

そして人口はこれよりも急激に増えていることを考えれば、 過去数十万年で原材料やエネルギーの使用量は爆発的に増えたと考えられています。

人間が少しでも自然に手を加えれば、自然・環境への負担が必ず発生しますが、自然は自己修復性を持っており、 ある程度の負担までは短期間で回復することが可能なのです。

しかし、自然が持つ自己修復性を超えて負担をかけたり、自己修復性が損なわれたりすると、回復が遅れ、 結果的に人類をはじめとした生物に悪影響を及ぼすことになります。

それは、植物が過剰に伐採されたことで雨で土が侵食されて貧弱な土壌となり植物が育ちにくくなり、 その植物を糧にして生活している人間やそこに棲む動物が被害を受けたり、 大量に物を燃やすことで灰や煙が地上にも広がって、それを人間や動物が吸い込んで健康被害を受けたりすることです。

更には、自然が自己修復するまでに数千年を要する化石燃料に至っては、枯渇問題が生じています。

人類は、現代社会になって自然環境に対して負荷をかけすぎてきました。
そして、自己修復に数千年を要する、資源エネルギーを大量に消費して、
生産力と利便性を利用してきましたが、

自然環境と人類の将来を考えた場合、再生可能エネルギーを活用していくことが、
わたしたち地球に生まれ、育てられた人類に課せられた使命だと考えています。


「生徒諸君に寄せる」         宮沢賢治

諸君よ紺いろの地平線が膨らみ高まるときに
諸君はその中に没することを欲するのか

じつに諸君はその地平線に於ける
あらゆる形の山岳でなければならぬ

諸君はこの颯爽たる
諸君の未来圏から吹いて来る
透明な清潔な風を感じないのか
それは一つの送られた光線であり
決せられた南の風である

諸君はその時代に強いられ率いられて
奴隷のように忍従することを欲するのか
むしろ諸君よ更にあらたな正しい時代をつくれ

宙宇は絶えずわれらに依って変化する
潮汐や風
あらゆる自然の力を用い尽くすことから一足進んで
諸君は新たな自然を形成するのに努めねばならぬ

新しい時代のコペルニクスよ
あまりの重苦しい重力の法則から
この銀河系統を解き放て
新たな時代のマルクスよ
これらの盲目な衝動から動く世界を
素晴らしく美しい構成に変えよ
新しい時代のダーウィンよ
さらに東洋風静観のキャレジャーに載って
銀河系空間の外にも至って
更にも透明に深く正しい地史と
増訂された生物学をわれらに示せ
衝動のようにさえ行われる
すべての農業労働を
冷たく透明な解析によって

その藍色の影と一緒に
舞踏の範囲に高めよ

新たな詩人よ
嵐から雲から光から
新たな透明なエネルギーを得て
人と地球にとるべき形を暗示せよ


(中村稔編 「宮沢賢治詩集」より)


企業理念  

新しいことを求めるだけではなく、継承・伝達していかなければならないものを考える。
日本の文化伝統・技術を見直し、市場の創造、市場の活性化、市場の再編という役割を担います。
本質を理解した上で、現代技術を以て具現化する。
経済効果を求めるだけではなく、「人」の資産を活かしていく。         
地域社会に貢献する

必要とされる情報やサービス、環境を考慮に入れながら地域社会に還元します。

わたし達はこれらのビジョンを掲げ、現実のものとするために邁進します。